トップページ> 腱板損傷
腱板とは回旋筋腱板(ローテーターカフ)とも呼ばれる、肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの筋肉(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)の総称です。この4つの筋肉は主に上腕骨を肩甲骨に引き付け、肩関節の安定と補強の役割を担っています。
この腱板に損傷が起こり炎症を引き起こします。症状は肩を挙げたときの痛みや夜間痛があり、四十肩や五十肩だと思っていたら、腱板損傷だったという方も少なくないです。
転倒して手や肘をついて肩に衝撃が加わったり、肩の打撲などで直接衝撃が加わった場合だけでなく、スポーツや力仕事で肩を酷使するような方にも発症しやすいです。特に中高年の男性に多いと言われています。
腱板の中でも棘上筋は身体の構造上、腕を上げる際に骨と骨の間に挟まれてしまうため、加齢による腱板の変化によって肩の繰り返しの動作で徐々に擦り切れてしまうことがあります。
腱板損傷には、回旋筋腱板の4つの筋肉の腱の一部が切れてしまう部分断裂と完全に腱が切れてしまう完全断裂があります。重度な症状を伴う部分断裂や完全断裂は手術が必要な場合もあります。軽度な炎症や部分断裂であれば保存的な施術での改善がみられることがあります。
整骨院葵堂の腱板損傷の施術は痛みの起こっている肩に対してのアプローチはもちろんですが、「構造学」×「運動学」×「栄養学」の3つの視点からアプローチし、トータル的にサポートさせていただきます。
「構造学」では、肩の施術はもちろんですが、関連する筋肉や骨格、姿勢にもアプローチを行います。姿勢不良を改善することで身体の末端への血流が改善され、患部の回復を促してくれます。さらに、正しい姿勢を身に付けることで今後の予防にもつながります。
「運動学」では、筋肉の柔軟性を高める、骨格・姿勢を安定させるために体幹トレーニングを中心とした筋力トレーニングを行い、症状の改善や今後の再発予防やスポーツのパフォーマンスアップにつなげていきます。
「栄養学」では人間の身体は「食べたもので100%作られる」という考えに基づいています。偏った栄養バランスではなかなか筋力がつきづらくなってしまったり、身体の回復がしづらくなったりしまいます。当院はそのような点も考慮し、栄養学を使った内側からのアプローチを行っていきます。
静岡市の整骨院葵堂は、トレーニング施設を併設した数少ない整骨院となっているため、このような施術方法が行えます。運動習慣を身につけることによって腱板損傷だけでなく様々な慢性症状を予防することができます。
腱板損傷は重症化してしまうと手術をしなければならなくなってしまう場合があります。また、四十肩五十肩と間違われてしまうこともありますので、早めに医療機関に診て頂くことをお勧めします。